どうするの?突然の葬儀喪主

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大阪のしきたり

地方によって葬儀のスタイルやしきたりには違いがあるものですが、大阪の場合にはどのようなしきたりがあるのでしょうか。
まず分り易い違いとして注目できるのが、白と黒のものではなく黄色と白の水引が使われるという点でしょう。
これは全国でも関西圏にしか見られない風習ともいわれ、黒は禁裏(宮中)で使用されていた「玉虫色」に似通っているので、その次に「喪」を表す色である黄色をかわりに用いたのがはじまりだといわれています。
また細かい点ですが、精進料理に欠かせない高野豆腐や厚揚げの切り方をかえて、普段の四角ではなく三角形にするというのも大阪の風習になります。
これは普段と逆のことをすることで、死と日常を切り離すという意味があり、屏風を逆さにして立てかけたり、ぬるま湯を作るときに、水にお湯を入れるなども習慣もあります。
さらに友引の日に葬儀を行う際に、棺に「いちま人形」を入れるというのも別の習慣になっています。
そもそも友引自体に悪い意味はありませんでしたが、「死者が友を引いていく」という意味になり、身代わりにして人形を入れるというしきたりができたそうです。
さらに関東地方と違う点として挙げられるのが、式場などで焼香をした後の食事でしょう。
大阪などでは遺族のみが食事を取るようになっていますので、焼香に来た一般参列者にも通夜料理を振舞うという関東とは明確な違いがあります。
ちなみにこれは「通夜振舞い」と呼ばれ、一口でも箸をつけることが供養になるので、関東の場合には失礼がないように食事をいただくようにしましょう。
このような地方による習慣の違いというのはかなりあるので、自分の育った場所以外で住んでいるような場合には注意が必要だといえるでしょう。
また関西地方であっても、京都や兵庫などでは、上記のようなしきたりがなかったりもしますので注意が必要でしょう。
例えば京都の場合には独自のしきたりとして、「供花」といって、花を故人に供えるということがなされます。
ちなみにここで使われるのが「樒(しきみ)」という花で、香りが強く実に猛毒があるので、動物が近寄って荒らさないように、また故人に邪気が近寄ってこないための魔除けとしての意味があるようです。
このようなしきたりにこだわらないという方もいらっしゃいますが、参加される方や親族の方の気持ちを害さないためにも、あらかじめ地元のしきやりや風習などを知っておくのは大切なことです。